sillywalk 曰く、やや旧聞に属する話だが、欧州委員会が運営する「オープンソース観測所・リポジトリ」(Open Source Observatory and Repository: OSOR)は、仏国家憲兵隊(Gendarmerie nationale)が隊内で使用する全PCクライアントについて、搭載OSをWindowsからUbuntuに乗り換えることを発表(PDF)しました(関連記事) 同隊では2005年からMS OfficeをOpenOffice.orgに、ウェブブラウザをFirefoxに、メールクライアントをThunderbirdにそれぞれ乗り換えており、さらにVistaが発表された2006年後半には、OSをUbuntuへ移行することを決定。そして2008年、新規に配備された5,000台のPCは全てUbuntuとし、更に2009年内には約15,000台のPCのUbuntu移行を計画しており、最終的には2015年までに全PCの移行作業を終えるとしています。なお、これにより同隊では5,000万ユーロ(約65億円)の費用削減を見込んでいます。フランスの国家機関が組織を挙げてUbuntuへ移行することで、各方面に与える影響は大きいものと予想されます。
なるほどね…
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